反定立の灰になるまで

燃焼や研磨のあとに残る、何か

2014-08-18

 部屋が汚い。

 足の踏み場もない状況です。数ヶ月前くらいからこの状態が続いていて、精神的にも何らかの影響が出ているように思います。ゴキブリとかいう生命体を、この下宿に入って初めて見ました。特に何も感じなかったので放置しておきました。多くの人が嫌っているのは、何か害があるからなのか、単純に「生理的に無理」っていうものなのか、よく分かりませんが。次に見かけたときのために、とりあえず殺虫剤を買っておきました。

 7月末から8月前半にかけて、帰省*1していました。東京で仲良くなった人を誘ったので、半ば旅行のような形になったのだけれど、自分にとっては慣れていた土地を、そうではない人が体験することで、別の視点を得られるという意味では非常に良かったと思います。空がこんなに綺麗だったなんて、以前は感じなかっただろうし。まあそれはそれで悲しいことなのかもしれません。綺麗だと感じたことは、多分綺麗ではないものを見てしまったからなのだと思います。自分のよく居た場所のことは、知っているようで案外知らないものだなと感じました。地元の観光地とか。観光として利用してこなかったからなあ。

 先日は、日本橋のアートアクアリウムを見に行ってきました。生きた金魚なんですね。「金魚王国」って、こんな感じなのかも。思っていたよりも良い場所だったので、ぜひ見に行ってみてはどうでしょうか。綺麗です。ただ、人が多いです。

 花火にしてもそうなのだけれど、こういう展示のようなものを体験する時、最近はカメラ越しに見ている人をよく見かけます。確かに保存できることは良いことなのだけれど、ちょっともったいない。生の眼で見る実物の方が、より鮮明なのに。撮った写真は、そこまで見返されるというわけでもないし、きっと「撮る行為」が楽しみ方の一つになっているのかもなと感じました。

 長期休暇には、どうしても「変わりたい病」が出てしまうみたいです。結局何も変われないことが多くて、本当にどうしようもないのだけれど、そろそろ真に決断すべき時なのだと思います。もう待ってはくれない時間なのだ。

*1:実家は福岡県です